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模試D判定から本番までにやるべきこと|行政書士試験で逆転合格を狙う現実的な勉強法

行政書士試験の模試で「D判定」を取ってしまうと、多くの人が一気に不安になります。

「このままでは合格できないのではないか」
「今までの勉強は間違っていたのではないか」
「本番までに間に合うのか」

このように考えてしまうのは自然なことです。

しかし、模試のD判定は「不合格確定」を意味するものではありません。むしろ、本番までに何を修正すべきかを教えてくれる重要な材料です。

行政書士試験は、最後の数か月で得点が大きく伸びる試験です。特に、行政法・民法・一般知識の対策を正しく組み直せば、D判定からでも本番で合格ラインに届く可能性は十分にあります。

大切なのは、模試の結果に落ち込むことではなく、「どこで点を落としたのか」「本番までに何を優先すべきか」を冷静に分析することです。

この記事では、模試D判定から本番までにやるべきことを、行政書士試験の受験生向けに具体的に解説します。

まず理解すべきこと|D判定は危険信号であって終了ではない

模試のD判定を見ると、どうしても気持ちが折れそうになります。

しかし、模試はあくまで模試です。本番の結果ではありません。

模試の判定は、受験した時点での得点力を示しているにすぎません。つまり、今の実力のまま本番を迎えれば厳しい、という警告です。

逆に言えば、ここから正しく修正すれば、まだ十分に戦えるということでもあります。

特に行政書士試験では、次のような受験生が本番直前期に伸びやすいです。

・行政法の知識がある程度入っているが、得点に結びついていない人
・民法の理解はあるが、問題文の読み方でミスをしている人
・記述式の対策が不十分な人
・一般知識で足切りへの不安がある人
・過去問を何周もしているが、初見問題に弱い人

D判定だったとしても、点数の内訳を見ると「あと少しの修正で伸ばせる部分」が必ずあります。

まずは、D判定という文字だけを見て判断するのではなく、科目別・形式別に失点原因を分解することが重要です。

やるべきこと1|模試の復習は「正解した問題」も含めて行う

模試の復習というと、間違えた問題だけを見直す人が多いです。

もちろん間違えた問題の復習は必要です。しかし、D判定から逆転を狙うなら、正解した問題も確認するべきです。

なぜなら、正解した問題の中にも「たまたま当たった問題」が含まれているからです。

行政書士試験では、なんとなく選んで正解した問題を放置すると、本番では同じ論点で失点する可能性があります。

模試の復習では、問題ごとに次の4つに分類しましょう。

1つ目は、自信を持って正解できた問題。
2つ目は、迷ったが正解した問題。
3つ目は、知識不足で間違えた問題。
4つ目は、知識はあったのに読み間違いや勘違いで間違えた問題。

このうち、特に重要なのは「迷ったが正解した問題」と「知識はあったのに間違えた問題」です。

迷ったが正解した問題は、まだ知識が不安定な状態です。本番で選択肢の表現が変わると、正解できない可能性があります。

また、知識はあったのに間違えた問題は、問題文の読み方や選択肢の処理に課題があります。これは訓練で改善できます。

D判定から本番までに伸びる人は、模試を「点数を確認するもの」ではなく、「弱点を見つける教材」として使います。

模試の結果に一喜一憂せず、失点原因を具体的に分析しましょう。

やるべきこと2|行政法を最優先で固める

行政書士試験で合格を狙うなら、行政法は最優先です。

行政法は配点が大きく、得点源にしやすい科目です。行政法で安定して得点できないと、合格ラインに届くのはかなり難しくなります。

D判定の受験生がまず確認すべきなのは、行政法でどれだけ取れているかです。

行政法には、行政手続法、行政不服審査法、行政事件訴訟法、国家賠償法、地方自治法などがあります。

この中でも特に重要なのは、行政手続法、行政不服審査法、行政事件訴訟法です。

これらは条文知識がそのまま問われることも多く、勉強した分だけ得点に結びつきやすい分野です。

直前期にやるべきことは、新しい難しい教材に手を出すことではありません。基本テキスト、過去問、条文を使って、頻出論点を確実に取れる状態にすることです。

たとえば行政手続法なら、申請に対する処分、不利益処分、聴聞、弁明、行政指導、届出などを整理します。

行政不服審査法なら、審査請求期間、審査庁、審理員、弁明書、反論書、裁決、再調査の請求、再審査請求などを確認します。

行政事件訴訟法なら、取消訴訟、無効等確認訴訟、義務付け訴訟、差止訴訟、執行停止、原告適格、処分性などが重要です。

行政法は似たような言葉が多いため、何となく読んでいるだけでは得点につながりません。

「誰が」「誰に対して」「いつまでに」「何をするのか」を意識して整理することが大切です。

行政法を安定させることが、D判定から抜け出す最大の近道です。

やるべきこと3|民法は全部を完璧にしようとしない

民法は範囲が広く、深追いしすぎると時間を奪われます。

D判定から本番までの期間で大切なのは、民法を完璧にすることではありません。頻出分野を優先し、取れる問題を確実に取ることです。

民法で特に重要なのは、意思表示、代理、時効、物権変動、抵当権、債務不履行、解除、相殺、保証、売買、賃貸借、不法行為、相続などです。

これらは択一だけでなく、記述式にも関係します。

民法の勉強で注意したいのは、結論だけを暗記しないことです。

行政書士試験の民法では、「なぜその結論になるのか」が問われます。特に判例知識や制度趣旨が絡む問題では、単純な丸暗記では対応できません。

たとえば、第三者との対抗関係、登記の要否、取消しと第三者、抵当権と法定地上権、賃借権の対抗などは、問題文の事情を読み取る力が必要です。

そのため、民法では次のような勉強を意識しましょう。

まず、基本ルールを確認する。
次に、例外や判例を整理する。
最後に、問題文の事実関係に当てはめる。

この順番で考えると、単なる知識問題ではなく、事例問題にも対応しやすくなります。

D判定の受験生がやってはいけないのは、民法の細かい論点にこだわりすぎて、行政法や記述式の対策時間を失うことです。

民法は大事ですが、直前期は「広く浅く」ではなく、「出やすいところを確実に」です。

やるべきこと4|記述式は早めに型を作る

行政書士試験で逆転合格を狙ううえで、記述式は非常に重要です。

択一の点数が少し足りなくても、記述式で得点できれば合格ラインに届く可能性があります。

一方で、記述式を完全に捨ててしまうと、合格可能性は大きく下がります。

D判定の受験生ほど、記述式対策を後回しにしがちです。

「択一が固まってから記述をやろう」と考える人も多いですが、それでは間に合わないことがあります。

記述式は、知識だけでなく、書き方の訓練が必要です。

記述式で大切なのは、満点を狙うことではありません。部分点を確実に拾うことです。

そのためには、解答の型を作ることが重要です。

たとえば民法なら、「誰が誰に対して、どのような請求をすることができるか」「その根拠は何か」「どのような要件が必要か」を意識します。

行政法なら、「どの訴訟を提起するのか」「どのような要件が必要か」「行政庁に何を求めるのか」を整理します。

記述式の勉強では、模範解答を丸暗記するよりも、キーワードを押さえることが大切です。

採点では、法律用語や要件が入っているかが重要になります。

たとえば、「取消訴訟」「義務付け訴訟」「重大かつ明白な瑕疵」「第三者に対抗できない」「損害賠償請求」など、得点につながるキーワードを正確に使えるようにしましょう。

また、40字程度でまとめる練習も必要です。

知識があっても、字数内に収められなければ得点につながりません。

本番までに、最低でも過去問と予想問題を使って、実際に手を動かして書く練習をしておきましょう。

やるべきこと5|一般知識は足切り回避を最優先にする

行政書士試験で怖いのが、一般知識の足切りです。

法令科目である程度点数が取れていても、一般知識で基準点に届かなければ不合格になります。

D判定の受験生は、一般知識を完全に後回しにするのは危険です。

ただし、一般知識に時間をかけすぎるのもよくありません。

一般知識は範囲が広く、勉強した内容がそのまま出るとは限らないからです。

直前期の一般知識対策では、文章理解、情報通信、個人情報保護、行政書士業務に関連する分野を中心に対策しましょう。

特に文章理解は、比較的安定して得点しやすい分野です。

文章理解が苦手な人は、問題文を感覚で読むのではなく、接続詞、指示語、筆者の主張を意識して読む練習をしましょう。

「しかし」「つまり」「したがって」などの言葉に注目すると、文章の構造が見えやすくなります。

また、個人情報保護法や情報通信分野は、近年の社会情勢とも関係しやすいため、基本用語を確認しておくことが大切です。

一般知識は高得点を狙う科目ではなく、足切りを確実に回避する科目と考えましょう。

やるべきこと6|勉強時間ではなく「得点に直結する勉強」を増やす

D判定を取ると、「もっと勉強時間を増やさなければ」と考えがちです。

もちろん勉強時間は大切です。

しかし、本番までの期間が限られている場合、ただ長時間勉強するだけでは不十分です。

重要なのは、得点に直結する勉強を増やすことです。

たとえば、テキストを最初から最後まで読み直すだけでは、得点力はあまり上がりません。

それよりも、過去問や模試で間違えた論点を確認し、同じミスをしないようにする方が効果的です。

直前期は、次のような勉強を優先しましょう。

・行政法の条文確認
・過去問の間違い直し
・模試の復習
・記述式の答案練習
・民法の頻出論点整理
・一般知識の足切り対策

反対に、直前期に避けたいのは、難しすぎる問題集に手を出すことです。

難問ばかり解いていると、基本問題を落とす危険があります。

行政書士試験で合格するために必要なのは、満点を取ることではありません。合格点を超えることです。

つまり、「取るべき問題を落とさない」ことが何より重要です。

D判定から逆転するには、難問対策よりも基本論点の精度を上げることに集中しましょう。

やるべきこと7|本番を想定した時間配分を決めておく

模試D判定の原因が、知識不足だけとは限りません。

時間配分の失敗で点数を落としている人も多いです。

行政書士試験は問題数が多く、文章量も多いため、時間管理が非常に重要です。

本番で焦らないためには、事前に解く順番と時間配分を決めておく必要があります。

たとえば、基礎法学・憲法から順番に解く人もいれば、行政法から解く人もいます。

どの順番が正解というわけではありません。

大切なのは、自分にとって最も点数を取りやすい順番を決めておくことです。

一般的には、得意科目から解いてリズムを作る方法が有効です。

また、記述式にどれくらい時間を残すかも重要です。

記述式を最後に回した結果、時間が足りずに書けなかったという失敗は避けなければなりません。

本番までに、少なくとも数回は時間を測って問題を解く練習をしておきましょう。

時間配分を決めておくだけで、本番の焦りはかなり減ります。

やるべきこと8|直前期は「不安を消す勉強」ではなく「点を取る勉強」をする

試験が近づくと、不安からあれもこれも手を出したくなります。

「この論点も出るかもしれない」
「この判例も覚えた方がいいかもしれない」
「この教材もやった方がいいかもしれない」

このように考え始めると、勉強の軸がぶれてしまいます。

直前期に大切なのは、不安を完全に消すことではありません。

本番で点を取ることです。

不安を消すための勉強は、範囲が無限に広がります。

一方、点を取るための勉強は、やるべきことが明確です。

行政法の頻出条文を確認する。
民法の重要論点を復習する。
記述式の型を練習する。
一般知識の足切りを防ぐ。
模試で間違えた問題を解き直す。

このように、得点につながる行動に集中しましょう。

不安があること自体は悪いことではありません。

むしろ、不安を感じるからこそ、今やるべきことに集中できます。

大切なのは、不安に振り回されないことです。

まとめ|D判定からでも本番までにやれることは多い

模試D判定を取ると、合格が遠く感じるかもしれません。

しかし、D判定は本番の結果ではありません。

今のままでは危ないというサインであり、ここから修正すればまだ間に合う可能性があります。

本番までにやるべきことは明確です。

まず、模試の復習を徹底し、失点原因を分析すること。
次に、行政法を最優先で固めること。
民法は頻出論点に絞り、記述式は早めに型を作ること。
一般知識は足切り回避を意識し、文章理解や情報通信分野を確認すること。
そして、本番を想定した時間配分を決めること。

行政書士試験は、最後まで伸びる試験です。

特に直前期は、勉強のやり方を間違えなければ、短期間でも得点力を上げることができます。

D判定を取ったからといって、諦める必要はありません。

むしろ、ここからが勝負です。

模試の結果を冷静に受け止め、やるべきことを絞り込み、1点でも多く積み上げていきましょう。

本番で必要なのは、完璧な知識ではありません。

合格点を超えるための戦略と、最後までやり切る行動です。

D判定からでも、正しい方向に努力を続ければ、逆転合格は十分に狙えます。

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